第401章

望月亜佳との会話を終え、望月琛は二階へと足を向けた。

部屋ではククがまだ荷物の整理を続けており、気づけば段ボール三箱分もの荷物が積み上げられている。

その小さな背中を見つめる前田南の胸に、かつて娘を失った時の、骨身を削るような痛みが蘇る。だからこそ、こうして目の前にある光景が、何よりも愛おしく感じられた。

望月琛は南の横顔に浮かぶ哀愁と追憶の色を読み取ったのだろう。彼女がなぜそんな目をしているのかを察し、小さく溜息をつくと、早足で歩み寄った。

「クク、片付けは終わったか? パパが全部下に運んでおくから。明日、幼稚園に持って行こうな」

ククは大きく頷いた。

「うん、ありがとうパパ」...

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